「チカラの意味」
あらすじ
主人公の片瀬は「能力者」と呼ばれる、悪霊退治を生業としている青年。物語は日々の生活を非日常の世界に置く彼の「日常」を描いたところから始まり、次第に大きく深いテーマ性を含んだものへと展開していく。
繰り返される霊との戦闘、そして同僚や依頼主など、多くの人との出会いを経て成長していく片瀬。その過程で彼は能力者としての強さ、人間としての強さとは何か、という大きな問題に直面する。
自分なりの答えを見つけようと悩み、考え、そして一歩ずつ求めるものへ片瀬は近付いていく…というのが大まかなストーリーになります。
登場人物
・片瀬
本作の主人公。剣に法術に魔導具に…と、様々な武器・アイテムを扱える霊能力者。
戦闘スタイルはそれらを複合した多彩な戦い方を好み、敵の性質や環境に合わせて使い分けて戦う。
・宮内
片瀬の同僚。仲間の中では一番年齢の近い先輩になり、片瀬が新人の頃からよく組んで仕事をしている。
能力はあらゆる物質に自分の霊気を通わせ、自在に操るというもの。
・水野
片瀬の後輩。元気で明るい性格のムードメーカー的存在の能力者。
まだ能力者としての経験は浅いが、オリジナルの魔導アイテムを創り出す力は見た目によらず強力。
・織原
ベテラン能力者。戦闘時における片瀬達のリーダー的存在で、経験と強さを兼ね備えた頼れる人物。
空間を曲げたり、次元を歪ませる能力を持ち、それらを体術を組み合わて戦う。
・三浦
片瀬の同期に当る能力者。強靭な肉体と強い精神力を持ち、また頭の回転にも優れる。
能力は自身の身体に神獣の力を宿し、一時的に獣化して戦う、というもの。
・橘
織原と同期の能力者。普段は事務作業を行っているキレイなお姉さんだが、その霊力は絶大。
結界などの防御系法術のスペシャリストで、同僚からの信頼も厚い。
・神代
最強と称される能力者。片瀬が憧れ、尊敬している人物。
儀式法剣と符術を駆使した戦闘スタイルは一切の無駄がなく、最強の名に相応しい力を持つ。